バトゥ洞窟|272段の階段とヒンドゥー教の聖地完全ガイド【②】野生の猿の注意点も紹介

クアラルンプール旅行記②バトゥ洞窟編、272段のカラフルな階段のアイキャッチ画像

クアラルンプール旅行記シリーズ第2話は、市内近郊の人気観光スポット「バトゥ洞窟」編です。272段のカラフルな階段、巨大なヒンドゥー教の像、洞窟内部の神秘的な空間、そして野生の猿たちとの遭遇まで、見どころも注意ポイントも満載でした。

今回はバトゥ洞窟の入口から洞窟内部、そして階段を降りたあとの一杯まで、実際に歩いた順番でレポートします。特に野生の猿については、現地で実際に見た「要注意ポイント」も詳しく紹介します。

 

1. バトゥ洞窟に到着。まずは巨大な像がお出迎え

クアラルンプール市内からGrabで移動して到着したバトゥ洞窟。駐車場から歩いてすぐ、見上げるほど巨大な緑色のハヌマーン像が目に飛び込んできました。写真では伝わりにくいですが、実際に真下に立つと首が痛くなるほどのスケール感です。

 

バトゥ洞窟入口にそびえる緑色の巨大なハヌマーン像
入口で出迎えてくれる、高さ十数mはありそうな緑色の巨大なハヌマーン像。

 

歩いている途中で見つけた鷲の像

洞窟本体からは少し離れた場所を歩いていると、切り立った岩肌の途中にこんな像も見つけました。石灰岩の自然の岩肌とカラフルな彫刻が同居している光景は、バトゥ洞窟ならではの独特な雰囲気を作り出していました。

 

バトゥ洞窟の岩壁に設置された翼を広げた鷲の像
歩いている途中、少し離れた岩壁で見つけた鷲の像。翼を大きく広げた姿が印象的でした。

 

2. 272段のカラフルな階段を登る

バトゥ洞窟のシンボルといえば、虹色に塗られた272段の階段。SNSでもよく見かける写真映えスポットですが、実際に自分の足で登るとなかなかの運動量でした。

 

バトゥ洞窟の象徴、虹色に塗られた272段の階段とヒンドゥー寺院
バトゥ洞窟の象徴、虹色に塗られた272段の階段。麓から見上げるとかなりの迫力です。
階段の色は2018年に塗り替えられたそうで、赤・青・黄・緑と鮮やかなグラデーションになっています。段差はそこまで急ではないものの、階段数が階段数なので、小さい子ども連れの場合は休み休み登るくらいのペースがちょうど良いと思います。

自力で登るのが不安な方や、効率よく市内近郊の見どころを回りたい方には、送迎・日本語ガイド付きのツアーを利用するのも一つの手です。

 

バトゥ洞窟の麓にある色鮮やかな装飾のヒンドゥー寺院建物
階段の麓に佇む、色鮮やかな装飾のヒンドゥー寺院。
階段脇には、細かい彫刻がびっしりと施されたヒンドゥー寺院の建物も。自分たちが行ったときは、特に参拝している様子はなかったのですが、ここで靴を脱いで参拝している地元の方もいらっしゃるのかと思うと、観光地であると同時に今も信仰の場として生きている場所なのだと実感しました。

 

3. 野生の猿に要注意!実際に見た「取られる」瞬間

階段はサルたちのテリトリー

階段を登り始めてすぐ、あちこちに野生の猿がいることに気づきます。手すりの柱の上や階段の端に座り込んで、観光客の様子をじっと観察していました。

 

バトゥ洞窟のカラフルな階段の柱に座る野生の猿と観光客
階段の手すりの柱にちょこんと座る野生の猿。観光客のすぐそばまで平気で近づいてきます。
バトゥ洞窟の柱の上に座る野生の猿のクローズアップ
かなり近い距離まで寄っても逃げない、人慣れした様子の猿。

飲み物・お菓子・果物は要注意

ここが現地で実際に見て驚いたポイントなのですが、ペットボトルの飲み物やお菓子、果物を手に持ったまま歩いていると、猿がいきなり飛びかかって奪っていくことがあります。私たちが見ている前でも、観光客が持っていた飲み物をあっという間に猿にひったくられる場面に遭遇しました。噛まれたり引っかかれたりする危険もあるので、食べ物や飲み物は見える位置に持ち歩かず、リュックやバッグにしっかりしまっておくことを強くおすすめします。

 

バトゥ洞窟の壺の上で飴を食べる野生の猿
石像の台座の上で、両手を使って器用に何かを食べる猿。
この猿もどこかから調達してきたものを、慣れた手つきでモグモグと頬張っていました。可愛らしい仕草につい見入ってしまいますが、これも元をたどれば観光客から奪ったものかもしれません。むやみに近づいたり、写真を撮ろうとカメラを近づけすぎたりするのも刺激してしまう可能性があるので、適度な距離を保って観察するのが安全です。

 

バトゥ洞窟前の立体的な錯視デザインのタイルの上にいる猿と鳩
立体的に見える錯視デザインのタイルの上で、のんびり過ごす猿と鳩。
足元の広場に敷かれたタイルも凝ったデザインで、立体的な錯視模様になっています。そこに猿と鳩が並んでくつろぐ光景はなんとも平和で、直前まで感じていた「取られる警戒心」を一瞬忘れさせてくれるひとコマでした。

 

4. 洞窟内部へ。天井から差し込む光にパワーをもらう

階段を登りきると、いよいよ洞窟の内部へ入ることができます。ひんやりとした空気に包まれ、外の暑さとのギャップに一瞬ほっとします。

 

バトゥ洞窟内部の岩壁に設置されたヒンドゥー教の神像
洞窟内部の岩壁に祀られた神像。荘厳な雰囲気が漂います。
天然の鍾乳洞をそのまま利用した空間に、色鮮やかな神像が祀られている光景は、屋外の階段とはまったく違う静けさがありました。売店や案内板もありつつ、根本的には今も祈りの場であることが伝わってきます。

 

バトゥ洞窟の天井が大きく開き、自然光と緑が差し込む様子
洞窟の奥、天井がぽっかりと開けて自然光が差し込む一角。
洞窟の奥まで進むと、天井が大きく切り取られたように開けていて、緑と光が一気に差し込むポイントに出会います。薄暗い洞窟の中を歩いてきた後だけに、このコントラストは本当に劇的でした。光の筋が差し込む様子を見上げていると、理屈抜きに「ここは特別な場所なんだ」と感じさせられる、かなり力をもらえるパワースポットの空気感があります。実際に足を止めて見上げている観光客も多く、各人が何かを感じ取っているような、不思議な静けさが漂っていました。

 

5. 階段を降りたら、ご褒美のココナッツジュース

洞窟を一通り見終えて272段の階段を降りきったところで、広場に出ていた屋台で生ココナッツジュースを購入しました。

 

バトゥ洞窟前の広場で飲む、ストロー付きの生ココナッツジュース
階段を登って降りてきたあとのご褒美、生ココナッツジュース。
暑さと運動でほてった体には、これ以上ないご褒美でした。味は人によって好き嫌いある味だと思います。ただしここも猿の生活圏。持ったまま長時間ウロウロせず、飲み終えたらすぐ殻を片付けるくらいの意識でいた方が安心です。

 

6. 施設概要・アクセス・料金

施設概要

  • 施設タイプ:石灰岩の洞窟を利用したヒンドゥー教の聖地
  • 見どころ:272段のカラフルな階段、巨大なハヌマーン像、洞窟内部の神像と自然光
  • 注意点:野生の猿が多数生息。食べ物・飲み物は見える場所に持たない

アクセス

  • クアラルンプール市内から車・タクシー(Grab)で約30〜40分
  • KTMコミューター「バトゥ洞窟(Batu Caves)駅」からも徒歩でアクセス可能

料金

  • テンプル洞窟(本洞窟)への入場は無料
  • 洞窟内の一部エリアやライトケーブなど有料の見学コースもあり

 

送迎付きのツアーなら、暑い中を自力で移動する手間も省けますし、猿への対処に慣れたガイドが同行してくれるのも心強いポイントです。

ご注意掲載内容は訪問時点の情報をもとにしています。料金・営業時間は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイト等で事前にご確認ください。

 

7. 次回は市街観光&絶景ホテル編へ

272段の階段、巨大な像、そして野生の猿たち。バトゥ洞窟は見どころと刺激がぎゅっと詰まったスポットでした。次回はクアラルンプール市街に戻り、KLタワーやペトロナスツインタワーの絶景、そしてホテルのインフィニティプールからの眺めをお届けします。

この記事はシリーズ形式でお届けしています

  • ①:空港到着+ベルジャヤ・タイムズ・スクエア
  • ②:バトゥ洞窟編 ※今の記事
  • ③:市街観光&絶景ホテル編(近日公開)
  • ④:プトラジャヤ(ピンクモスク)編(近日公開)
  • ⑤:ローカルグルメ編(近日公開)
  • ⑥:屋台街ナイトウォーク編(近日公開)
  • ⑦:帰国編(近日公開)
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